@ ナイロン
 ■ 素材
・6TYP ・66TYP ・610TYP ・612TYP
 ■ 耐薬品性 ・濃塩酸、濃硫酸に溶解
・アルカリ性にはほとんど侵食されない ※(強アルカリ領域は除く)
・フェノール類蟻酸に溶解し、氷酢酸に膨張する
  ■ 耐熱性
 
TYP
溶融点
使用限界温度
6
218℃
約80℃
66
257℃
約80℃
610
215℃
約80℃
612
215℃
約80℃
 ※耐熱性に劣るため、高温下の使用は不適(80℃位まで。但し条件によって変化)

  ■ 特徴
 
TYP
給水率
比重
特徴
6
10.7%
1.14
耐引張強さは高いが剛性は弱い
66
4〜4.5%
1.14
溶融点が高い
610
2.5%
1.08
給水率低く、湿潤条件には強い
612
2.5%
1.06
給水率低く、湿潤条件には強い
  ブラシ用一般化繊の中で、耐磨耗性に優れ高弾性で高い曲げ回復性を持っておりブラシ材料では最も使用されている
洗浄用途では中性及び弱アルカリ性溶剤に最も使用されてるが、強酸類には弱い
耐熱性は、ナイロン種類によっても異なるがおおよそ80度以下くらいまで使用可能
研磨粒子入りの対応が可能
   
 ■主要用途 ・鋼板洗浄 ・ガラス洗浄 ・紡績 ・製紙用 ・ベルトクリーニング ・木工表面クリーニング
・木工表面仕上げ ・床面塗装 ・車両洗浄 ・コンベアー ・パイプクリーナー ・洗瓶
 ■対応線径 φ0.05から (種類により異なる)

A ポリプロピレン (PP, △PP)
 ■ 耐薬品性

・酸、アルカリに抵抗は有るが、一般溶材には溶ける

 ■ 耐熱性 ・溶融点165℃ ・使用限界温度60℃
 ■ 特徴
比重0.91とブラシ用化繊では最も軽く、酸、アルカリに比較的強いが、ナイロンに比べ熱に弱く耐磨耗性に劣る
路面清掃には断面形状が△型の毛材が使用されてる
 ■ 主要用途

・床面清掃 ・車両洗浄 ・ベルトクリーニング ・奈染ブラシ ・塗装ブラシ ・ポリッシャー
・紡績、製紙用ブラシ ・鉄板洗浄

 ■ 対応線径 φ0.07から△30,000デニールまで

B ポリエステル (PET, PBT)
 ■ 特徴

・ナイロンに比べ耐酸性に優れており、吸水率が小さく湿潤時に毛腰の影響が少ない

  ・研磨粒子入りの対応が可能
 ■ 対応線径

φ0.05から


C 塩化ビニール (PVC)
 ■ 耐薬品性

・酸、アルカリに抵抗が有る・アンモニア等で膨張

 ■ 耐熱性 ・溶融点165℃ ・常温以上の所には不適当である
 ■ 特徴

・毛腰が強く耐薬品性に優れているが、熱に弱く耐磨耗性、曲げ回復率はやや劣る

 ■ 主要用途

・車両洗浄 ・瓶外洗用 ・印刷機用 ・コンベアクリーナー

 ■ 対応線径 φ0.1から

D カネゴート (アクリル系繊維)
 ■ 特徴

・家庭用塗料用刷毛素材として開発された化学繊維

 ■ 対応線径

φ0.05及び0.075

   


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